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2006年 11月 24日
これを撮影したのは、午後1時30分をまわった頃。 太陽の傾きが、早くなっているのを感じます。 コーンをバターソテーして、パン生地にたっぷり加えて焼き上げました。 カットした断面をお見せしたかったけれど、ご予約分と販売分で完売いたしましたので、 焼き上がりの感じだけお楽しみください。 野菜をたっぷりサンドしても美味しいなぁ・・・などと、今度は自分用に焼こうと考えています。 何の分野においても同じだと思いますが、 もの作りって、これは上手くいく!と思える瞬間がありませんか? 私の場合、それを感じるのは、パン作りにおいて、生地がこね終わり、 生地の表面をきれいにして丸める時です。 パンを学んでいる時に、先生から「パン作りは捏ねで始まり、捏ねで終わる」と教わりました。 当時は、そうかぁ・・・捏ねが大事なんだ・・・と漠然と感じただけでしたが、 学び進めていくうちに、この言葉の重みをひしひしと感じるようになりました。 日本には四季があり、気温も湿度も違う中、年中を通じ、同じコンディションのパンを焼く難しさ。 加える水の温度や量、発酵の温度や時間・・・・年間を通じてデータをとったおかげで、 微妙な調節は、自然に身体が覚え、データを見なくても、感覚で出来るようになりました。 この感覚を身につけるまでまでには、とにかくたくさんのパンを焼き、 その度に、学ぶこともたくさんありました。 曲がりなりにも、教室をさせていただいている私は、 皆さんのご質問に、的確にお応えできるぐらいの、経験が必要だと考えています。 失敗した原因や疑問点に、何かしらアドバイスができるのは、 私自身も過去に同じ失敗をしたり、同様の疑問点をもったことがあるからなのです。 今でも、毎日が学びであり、生徒さんと一緒に作らせていただく中でも、 本当にいい勉強をさせていただいていると感じています。 この記事を読んでくださっている中にも、工房に通ってくださる生徒さんもいらっしゃることでしょう。 レッスン中にも、いきなりの減量宣言や、メタボリック症候群についての話、 はたまた老人介護について等など、話が脱線することもしばしばの教室ではございますが、 こんな私が主催する教室でよろしければ、どうぞこれからも宜しくお付き合いくださいませ。
by fuu-koubou
| 2006-11-24 14:43
| ホームメイドのパン
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